こんにちは。かぎしっぽ相談所です。
皆さん補助金使ってますか??どんなものがあるかご存知ですか??
「事業再構築補助金」、「ものづくり補助金」、「小規模事業者持続化補助金」、「IT導入補助金」はよく聞くところかと思います。
その他、各省庁が実施しているもの、都道府県が独自で展開しているもの、或いは市町村単位で取り組んでいるもの。
実は探せば結構あるんです。
金額如何にこだわらなければ大概の事業には当てはまってきます。
もらえるものはもらいたい!お金であれば尚更!!
こう思うのは当然のことと思います。私もそうです(笑
とはいえ、最近の補助金は事業計画の審査があったり、或いは面談審査があったりと入口のハードルが高くなっております。
この点をサポートできるのが我々「中小企業診断士」であったり、ノンライセンスのコンサルティング会社だったりします。
「で、何が言いたいのか?」と申しますと、
理解の浅いコンサルが増えすぎ!!ということです。
1.お金儲けに走りすぎ
補助金は難易度が上がっているので採択に向けたサポートは必須になっています。
そのため、巷でよく聞く「補助金ビジネス」が成立します。
そもそも補助金の趣旨は”行政の支援のもと経済を回す”ことにありますので補助金を直接受け取る事業者はもちろんのこと、無事に受け取れるようにかつ、事業が成功するように実施する適切な支援はどんどんやるべきです。
ですが、最近は着手金目当てで適当なフォーマットを用意し、ただただ申請する。
という業者が散見されます。
無事採択された際の成功報酬はボーナス感覚なのでしょう。
このような業者を事業者が外から見て判断することは非常に困難です。
なるべく紹介があると良いですが、紹介がない場合はとことん質問攻めしてみてください。
適切な支援を行ってきた人ほどスムーズな受け答えをしてくれます。
2.採択をもって支援打ち切り
多いですね。これ。実は補助金は採択されてからが本番です。
補助金の種類にもよりますが、経済産業省系の補助金は大体
申請→採択→交付申請→交付決定→事業開始→実績報告→額の確定→請求→入金
というスキームをたどります。
交付申請又は実績報告はガイドブック通りに手続きを踏んでも、あーでもないこーでもないと必ず手戻りが発生し、処理に概ね2ヶ月を要します。
これが手間なんですね。
心を折るためにやっているのでは?と思うほどに。
そこで、いっそのこと採択で成功報酬をもらって終わりにしよう。という発想が生まれるわけです。
はっきりと申し上げて交付申請から先、別途料金を発生させることは良いと思います(それだけ煩雑な作業なので)。
ただ、そのメニューを提示せずに手離れしようとするのは如何なものでしょう。
国も伴走支援を求めています。
事業者も助けを求めています。
協力してあげてください。
余談ですが、本当に多いので一言。
発注や契約は交付決定を受けてから行ってくださいね。
特定の補助金には事前着手という手続きもありますが、例外です。
交付決定前の手続きは補助対象外となりますのでご注意ください。
3.そもそも補助金の建て付けを知らない
これ大問題です。
補助金がどのように成立するのか、ルールの整理はどうなっているのか。
知らない支援者の多いこと多いこと。
大抵の人は要領、良くて手引きまでは読み込みます。
ですが、補助金にはその上に要綱、規則、法が鎮座しています。
要領は細則です。
「要綱、規則、法に準拠した上で」という大原則があって要領が成立してます。
その大原則まで勉強している人に未だお会いできた事がありません。
こちらの勉強を疎かににすると、交付決定は受けれたけど実績報告が通らない等の事態に発展していくわけです。
一番怖いのは会計検査です。
会計検査、めちゃめちゃ怖いですよ?笑
補助金は国民の税金で成り立っておりますので、その執行が適切なものか稀に検査が入ります。これが会計検査です。
会計検査において知らぬ存ぜぬは通用しません。
なぜなら行政文書は公知の事実として成立しているためです。
ここで大原則に反した行いをしていると、指摘事項として槍玉に上げられ、最悪の場合補助金返還です。さらにはその後の継続検査が毎年入るということもありえます。
ちなみにですが、私が支援している事業者で指摘をもらったことは一度もありません✌️
そろそろ「わかったからどうやって見分けるの?」
という声が聞こえてきそうですが、実は一発で見分ける魔法の言葉があります。
かぎしっぽ相談所とお近づきになってくださった事業者にはこっそりお教えします。
まとめ
というわけでつらつら綴ってきましたが。
要は「支援者選定は慎重に行ってください。」というお話でした!
補助金の採択はもちろんですが、何よりも皆様の事業が大いに盛り上げることを期待しております。
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