ナス(NAS)の作り方

NASとは何ぞや??
といったところの入口部分を前回の記事【ナス(NAS)のススメ】でご紹介させていただきました。
さて、今回からはいよいよ具体的な環境構築などなどについてのお話に入ります!
人それぞれ感じ方は異なるので、あくまでもいちユーザーの見解として参考にしていただけますと幸いです。また、NASは色々と奥が深いので簡潔にかつ長編にならないように気をつけますが、万が一の場合はよしなに💦

それでは、どうぞ!

何が必要なの?

ざっくりと環境構築に必要なものは下記の通りです。

  • NAS本体
  • HDD
  • LAN環境 ←どのご家庭もWi-Fiは使えると思いますのでそのままで問題ありません。

あとはスマホやらPCやらとお手持ちのデバイスがあれば基礎は完成します。

おすすめのNAS

探すと色々出てくるNASですが、Synologyの2ベイタイプ(HDD2つ装着)のNASをおすすめします。単純にコスパが良いというのもありますが、運用面でも非常に優れております。細かくは別記事で整理しますが、用途に合った形で次の3つから選べば間違いないです。

DS220j

CPURealtek RTD1296
メモリ512MB
※増設不可
LAN1つ
外寸165 mm x 100 mm x 225.5 mm

DS223

CPURealtek RTD1619B
メモリ2GB
※増設不可
LAN1つ
外寸165 mm x 108 mm x 232.7 mm

DS220+

CPUIntel Celeron J4025
メモリ2GB
※4GB増設可
LAN2つ
外寸
165 mm x 108 mm x 232.2 mm

左から右に行くにつれてハイスペックだけど価格も高いとお考えください。
上記表以外にも細かく機能の差はありますが、データの転送速度に苦言を呈するレビューが散見されるものの、家庭用ニーズ(写真データのバックアップ等)であればDS220jで十分です。

ちなみに、Synology社のNASはアプリが秀逸で、「自宅に帰ったら勝手に写真の転送が出来てる!!」などなど嬉しい機能があります。
また、家族で1つのNASを共有できるので、写真データの共有時の煩わしい作業がなくなるのが割と助かります。(シークレットフォルダも設定できるので全部が全部自動で共有されてしまうわけではありませんので悪しからず。)

ちゃこ
ちゃこ

ちゃこは仕事用の用途も考慮してDS220+にしたよ!
データの保守性や拡張性の高さを重宝しました!

どの機種を選んでも自分だけじゃなく、家族全員で大容量ストレージを共有できちゃうのは嬉しいね!

HDD

NASのモデルが決まりましたら、次はHDDを決めていきます。

Synology社のNASは「キット」として販売されておりますので、自分でHDDを用意する必要があります。
面倒くさいと思われるかもしれませんが、この自由度がHDDの交換だけでストレージを無制限に拡張できる良いところなのです。

ここでは、NAS用に設計されたここ重要)DSシリーズと互換性のあるHDDについてご紹介していきます。

HDDは何でも良いわけではありません!
NASは基本的に24時間稼働することを前提にしておりますので、24時間稼働に耐えられる耐久性の高いHDDを選択する必要があります!!

※一般的なHDDは電源のオン・オフに連動して稼働するため、常に稼働することを前提にされておりません。

DSシリーズとの互換性はSynology社HPから検索可能です。

どのHDDを選べばいいの??

検索してみるとわかりますが、おおまかに「IronWolf」「WD Red Plus」が推奨されることと思います。

ちゃこ
ちゃこ

どっち買えばいいの?

結論から申し上げますと、”どちらでもOK!!”です。

細かいことを説明すると違いがあるのですが、気にしすぎてもよろしくありませんので、お財布と相談して決めちゃってください!
ただ、2023年3月31日時点では、1TB規格においてDS223に互換性があるのはIronWolfのみとなっておりますのでご注意ください!
こういう落とし穴があるので、必ずお手持ちのNASとの互換性についてはSynology社HPで必ず事前にチェックしてください!!!

Iron Wrof

1TB

2TB

3TB

4TB

WD Red Plus

1TB

2TB

3TB

4TB

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、NAS環境の整備(ハード面)をざっくりとご紹介させていただきました。

HDDは主に2種類紹介させていただきましたが、2ベイタイプのNASを導入する際はHDDが2本必要になりますので、なるべく同じメーカーで同じ容量のHDDを選択してください。

あとは、互換性リストに載っている型番のHDDであれば(←ここ重要)、どのHDDを選んでいただいても問題ございません。

Synology社のNASには「SHR」という独自RAID構成があったりと、紹介すべきポイントがたくさんありますので、随時更新していきます!
また、具体的な運用環境についてもご紹介できればと考えておりますので、続報を楽しみにしていただけますと幸いです。

みなさまの素敵な「NASライフ」をお手伝いしていきますので、活用してみてください!!

コメント

  1. 若木雅治 より:

    小生も同じメーカーのNASを持っています
    不明な点があれば質問させていただきたいと思っております
    何卒宜しくお願い致します。

    • Kinked-Tail より:

      コメントありがとうございます。
      お困りごとございましたら何なりとお申し付けくださいませ